今日はちょっと真面目なお話し。

家に求められる性能値が段階的に高くなっていくようです。

外皮と言います。人間で言うと皮膚+筋肉といったところでしょうか。

Ua値(ユーエー値)と表します。

 

私達の住んでいる地域は6地域という区分に入っていて、住宅性能表示制度で今まで最高だった省エネ等級4というカテゴリーでは0.87(細かな単位はまず置いてもらい。この数値が低い方が、断熱性などに優れていると思って下さい。)というUa値が求められていましたが、この4月から更に上位の省エネ等級5というカテゴリーができました。

この等級5では0.6というUa値が求められる事となりました。更に秋には等級6、等級7も・・・

 

そんな中、先日お引渡しをさせていただいたT様邸。

当初より断熱性能などに強いご要望があり、それを叶えるべく検討して決まった条件が、Ua0.26以下、C値0.5以下というものでした。

これはHEAT20という水準の最高等級G3を満たすという事です。

断熱材、サッシの変更が必要なレベルですが、体感的にどうなんだろう?

お客様曰く「体感して判らないかもしれない事だからこそ数値で示したいんです」との事。・・・納得です。

 

そこからT様邸のプロジェクトが始まりました。

計算ソフトとにらめっこしながら、あーでもない、こーでもない。

最終的に決定し、申請したのはUa0.23

ちなみにサッシは全てトリプルガラス。

そして完成。

 

 

気密測定おこない、その数値は驚きの0.2

ちなみに気密の数値はC値(シー値)と言います。

測定士の方がわかりやすく「この家全体の中にキットカットの小袋タイプ分くらいの隙間しか無いって事です。」と教えてくれました。判りやすい。

こうしてT様邸は、現在の基準の中では最高水準の家となりました。

ご主人の言葉を思い出しました。

「体感して判らないかもしれない事だからこそ数値で示したいんです」

とは言え、ここまでやると十分体感できる事がわかりました。

勉強になりました。

 

 

実際のT様邸の施工事例写真はこちら