
このシリーズも最終回となりました。
今回は「置くより余白」という考え方と、本シリーズ全体を通じて伝えたかったことをお話しします。
新居に引越すと、「せっかくの空間を有効に使いたい」という気持ちから、家具を次々と増やしたくなることがあります。
収納が足りないと感じれば棚を買い、来客用にチェアを追加し、寝室にも小物を……と、気づけば部屋が家具で埋め尽くされていた、というのはよくある話です。
画像はイメージです。
でも少し立ち止まって考えてみてください。結婚式の会場を思い出してください。
テーブルやチェア、装花があって、それでもしっかりと「空間」がありましたよね。
あの空間があるからこそ、お二人が歩いても様になるし、写真も美しく撮れる。
どこか「余白」があるから、大切なものが引き立つのです。

画像はイメージです。
家も同じです。家具をたくさん置くほど豊かになるわけではありません。
むしろ、何も置かれていない床の部分、壁が見えている部分——そういった「余白」があることで、空間は呼吸し、そこに暮らす人もゆったりと過ごせるようになります。
住宅業界でも「ミニマルな暮らし」「余白のあるインテリア」は長くトレンドであり続けています。
ものを減らすことへの関心は衰えず、「何を置くか」より「何を置かないか」を意識する人が増えています。
ミニマリストは今ではよく聞く言葉になりましたね。
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では、余白を意識した家具選びとはどういうことでしょうか。
「欲しい」より「なくて困るか」で判断する 家具を買い足すとき、「なくても暮らせる」なら、一度置くのを保留してみてください。
実際に生活してみると、「なくても全然困らなかった」と気づくことは多いものです。
入居後しばらくは、最低限の家具で暮らしてみることをあえておすすめします。
余白は「将来のための空間」でもある 新婚当初は二人暮らし。
でも数年後に家族が増えたとき、子どものための空間が必要になります。
私の家でもまだ使っていない部屋があります。将来こども部屋や私の書斎になる予定(実情は現在おもちゃ部屋になっていますが…)
今の余白は「将来の暮らしのための余白」でもあります。
今から家具を詰め込みすぎると、その余地がなくなってしまいます。
「あとで増やせる」という発想を持つこと。 家具は後から増やせます。
でも減らすのは、捨てる手間も費用もかかって大変です。(ソファなどは特に大変です泣)
最初は「少なめ」から始め、「本当に必要だと感じたら買う」というスタンスが、結果的に無駄のない家具選びにつながります。

画像はイメージです。
最後に——長く満足できる家具選びの考え方
このシリーズを通じて伝えたかったのは、「家具は買いものではなく、暮らしづくりの選択だ」ということです。
①「安さ」より「相性」——価格よりも、自分たちの毎日との”なじみ具合”で選ぶ。
②「今」より「将来」——数年後の自分たちにとっても使い続けられるかを考える。
③「置く」より「余白」——家具を増やすより、空間にゆとりを残すことを大切にする。
結婚という人生の大きな節目を経て、お二人の新しい暮らしがスタートしました。その暮らしは、毎日の積み重ねでできています。家具の選び方一つが、10年後の「この家、好きだな」という気持ちにつながっていきます。
焦って全部そろえなくていい。お二人のペースで、少しずつ、自分たちの暮らしに合った空間を育ててください。
このシリーズが、その小さな一歩のきっかけになれば嬉しいです。
また次回をお楽しみに♪
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サンポウ住宅事業部編集後記
■今週のおすすめの本『人生を変えるモノ選びのルール: 思考と暮らしをシンプルに』
堀口 英剛著
この手の本は好きでよく読むのですが、ミニマリスト系の本のなかでは特に人生観というか、考え方を大きく変えられた本です。
家具や家のものだけでなく、身につけるモノすべて、購入するときに数年後の自分を考えるようになりました。
これは、ずっと持っていたいもの?、育てたいもの?、本当に好きで必要なもの?のような自問自答をするようになり、衝動買いがほぼ0に。笑
ちなみに紹介されているトラベラーズノートは私も使っています。
家具だけじゃなく、モノ選びをするときに参考になると思います。





